Rovo の紹介
Rovo 検索
動作
Rovo 検索は、接続されているすべてのサードパーティ データ ソースとカスタム ナレッジ ベースからパーソナライズされた情報を見つけるための単一の一元的なインターフェイスを提供する AI アプリです。
アクセス方法
Rovo 検索には、以下を含む複数の場所からアクセスできます。
Confluence アプリの上部

アプリ スイッチャー内

新しいブラウザ タブを開くたびに Rovo 検索バーが表示される Rovo のブラウザ拡張機能内

Rovo 検索の使用方法
Rovo 検索の使用方法は簡単です。自然言語で検索クエリを Rovo 検索バーに入力するだけです。
Rovo 検索は、接続されているサードパーティ SaaS アプリのすべての関連データをインデックス化し、より深いインサイトを得るために、要約情報、接続されたソース、Rovo チャットを通じて提案されるフォローアップの質問など、スマート アンサーを生成します (Atlassian Intelligence が有効になっている必要があります)。
また、最終更新日、タイプ、コントリビューターを基準として検索結果を絞り込んで、必要な情報をより迅速に見つけることもできます。
注意: Rovo 検索は、AI が無効になっていても、すべてのユーザーが引き続き利用できます。AI が無効になっている場合、基本検索は実行できますが、検索結果を向上させるスマート アンサー、ナレッジ カード、定義、推奨 Rovo チャット プロンプトなどの高度な機能は提供されません。
Rovo 検索の一般的なユース ケースのサンプル プロンプト
Rovo 検索を最適化するには、プロンプトと呼ばれる明確でコンテキスト豊富な指示を与える必要があります。ユーザーやチームがプロンプトをどのように入力するかによって、Rovo 検索結果の品質が大幅に向上します。
Rovo 検索の一般的なユース ケースの一部について、プロンプト入力のベスト プラクティスの例をいくつかご紹介します。
1. ドキュメントを検索してください
プロンプト: [アプリ] 内の [トピック] に関連するドキュメントを検索してください
プロンプト: 過去 [日、週、月] に更新された [トピック/プロジェクト] に関する [アプリ] の課題を教えてください。
2.プロジェクトに取り組んでいる主な関係者は誰ですか
-
プロンプト :[チームメイト] はどのプロジェクトに取り組んでいますか?
Rovo チャット
動作
Rovo チャットは、チームワーク グラフを介した組織のナレッジを活用して、ユーザーが簡単に質問したり、ブレーンストーミングしたり、パーソナライズされたインサイトを得たり、学習をスピードアップしたり、より迅速にアクションを実行したりできるようにする AI アプリです。
アクセス方法
Rovo チャットには、以下を含む複数の場所からアクセスできます。
-
Confluence、Jira、Jira Service Management、Jira Product Discovery、Bitbucket のプロファイル アイコンの近くにある上部のナビゲーション バー。

アプリ スイッチャー内

-
それぞれの新しいタブの中央にある Rovo のブラウザ拡張機能から

- モバイル デバイスにインストールされた Confluence モバイルアプリ上で

注意: Rovo チャットを Confluence モバイルで使用するには、エンド ユーザーは Google Play ストアまたは App Store からデバイスにモバイル Confluence Cloud アプリをインストールします。
Rovo チャットの使用方法
Rovo チャットで会話を始めるには、インターフェイスを開いてカスタム プロンプトを入力するか、提案される会話のきっかけを使用してください。フォローアップ プロンプトを選択するか、ユーザー独自のプロンプトを作成することで、チャット応答とやり取りできます。さらに、提案されたアクションを実行することも、新しい会話を始めることもできます。
Rovo のアクション
Rovo チャットでは、プロンプトとアクションは密接に関連しており、連携してユーザー インタラクションと生産性を向上させます。アクションにより、チームは Jira 課題の作成または割り当て、Confluence ページの生成、チャートによるデータの視覚化、インシデントの根本原因の特定など、さまざまなタスクをチャット インターフェイス内で直接実行できます。チームは推奨されたアクションを実行するかどうかを選択できます。
既定では、Rovo ユーザーに対してすべてのアクションが有効になっています。管理者は、どのアクションを実行できるかを設定できません。
Rovo チャットの一般的なユース ケースのサンプル プロンプト
Rovo チャットも、具体的でパーソナライズされたインサイトやアクションを生み出すために、明確でコンテキスト豊富なプロンプトに依存しています。
Rovo チャットの一般的なユース ケースの一部について、アクションを含むプロンプト入力のベスト プラクティスの例をいくつか紹介します。
1. 顧客からのフィードバックの傾向を分析してください
プロンプト:
顧客からの次のフィードバックを
[フィードバックを挿入]。各フィードバックを、製品の機能、カスタマー サポート、価格、使いやすさ、全体的な満足度というカテゴリに分類してください。それぞれの分類について簡単な説明を示してください。確認
してください:プロンプト: [製品名] に関する Atlassian アプリやその他の接続済みアプリからの機能リクエストをすべて集めてください。特定の機能、課題、またはリクエストが繰り返し言及されるなど、経時的に現れる傾向やパターンを特定してください。こうした傾向とその頻度をまとめてください。
2. プロジェクトの概要から Jira チケットを作成する
-
プロンプト: このプロジェクト概要 [プロジェクト概要リンク] に基づいて、プロジェクト [プロジェクト名] で新しい Jira タスクを作成してください。チケットには要約、説明、承認基準、優先度を含めてください。
-
プロンプト: [プロジェクト リンク] の [タスク名] の Jira タスクを作成してください。このドキュメント [ドキュメント リンク] を使用して、説明、次のステップ、期待される成果、依存関係または関連タスクを含めてください。
Rovo エージェント
エージェントの役割
Rovo エージェントは、人間の同僚やその他のエージェントとリアルタイムでコラボレーションすることで、チームの生産性を高めます。Atlassian Cloud プラットフォーム向けに最適化されており、ミーティングのインサイトの生成から、コード レビューの実施、バックログの整理、Jira テーマの分析、リリース ノートの生成まで、あらゆることを実行できる専門スキルを備えています。
Rovo には、追加のセットアップを必要とせずにチームのワークフローにシームレスに統合できる、すぐに使えるエージェントが多数用意されています。こうした組み込みのエージェントに加えて、Marketplace パートナーによって開発されたサードパーティ エージェントもサポートしています。なお、こうしたエージェントは管理者によるインストールが必要です。さらに、Rovo Studio を使用して独自のカスタム エージェントを柔軟に作成することもできます。
アクセス方法
Rovo エージェント (すぐに使えるエージェント、Marketplace エージェント、カスタム エージェントを含む) には、次のようないくつかの方法でアクセスできます。
Rovo チャットのインターフェースでは、検索バーのほか、[お気に入り] や [マイ エージェント] などのフィルターを使用して、Rovo エージェントを検索できます
- Confluence や Jira でコンテンツを編集する際に使用するエディターから、ショートカット /ai を入力します

-
Rovo のブラウザ拡張機能を使用すると、Rovo チャット インターフェースから Rovo エージェントにアクセスできます

Rovo エージェントの使用方法
まず、自分のタスクやワークフローに適したエージェントを見つける必要があります。目標を明確にすることから始めましょう。達成したい目標は何か、具体的にはどのようなタスクを完了する必要があるのか、Rovo エージェントにどのワークフローを実行してもらいたいかを検討しましょう。
自分に適したエージェントが見つかったら、エージェント名の横にある 3 つのドットを選択します。そのエージェントのプロファイルが表示され、詳細を確認できます。

エージェント プロファイルには、エージェントの作成者、指示、ナレッジ ソース、含まれているアクション、会話のきっかけなどの重要な情報が含まれています。
- 指示とは、Rovo エージェントの動作と機能を定義するものです。
- ナレッジとは、回答の正確性と有用性を高めるために、エージェントに対して提供される情報です。
- アクションとは、ユーザーに代わって実行される特定のタスクまたはワークフローです。Rovo エージェントは、Rovo チャットで利用できるアクションを含め、さまざまなアクションをサポートしています。
- 会話のきっかけとは、ユーザーがエージェントとの会話やワークフローを開始するのに役立つように設計された、推奨プロンプトまたは質問です。
プロファイルに含まれている会話プロンプトのいずれかをクリックするだけで、エージェントの使用を開始できます。テキスト ボックスに追加のプロンプトやフォローアップの質問を入力すると、エージェントとの対話を続けられます。エージェントは、提供されたプロンプトに合わせて、プロファイルに含まれている指示とアクションに基づき回答を提供します。

気に入ったエージェントを見つけたら、お気に入りへの追加や同僚との共有を簡単に行えます。
自動化におけるエージェント
Rovo エージェントで自動化を使用すると、複雑なワークフローや複数のステップを持つワークフローを加速させて、マニュアルによる作業を減らし、タスクの実行において一貫性を確保できます。
たとえば、特定のページ タイトルや「DACI」などのキー用語によってトリガーされた場合に、Confluence ページのコンテンツを評価して強化するための自動化ルールに Rovo エージェントを含められます。
あるいは、親課題なしで新しい課題が作成されるたびに実行される自動化ルールに、Rovo エージェントを含めることもできます。自動化ルールによって、エージェントが関連する親課題またはエピックを特定し、プロジェクトからこの特定のエピックを推薦した理由を説明するコメントを追加するよう設定できます。
ここからは、いくつかのシナリオ例に基づいて、こうしたルールがどのように構成されているかを詳しくご説明します。
シナリオ | ルール |
Decision Director エージェントを使用して、タイトルに「DACI」という単語が含まれる新しい Confluence ページがあるたびにトリガーされる自動化ルールを作成し、ドキュメントのレビューや決定に役立つリソースなどの改善案とともにコメントを残します。 |
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Issue Organizer エージェントを使用して、親 (またはエピック) なしで課題が作成されるたびにトリガーされる自動化ルールを作成し、新しい課題に、関連する親課題である可能性のあるプロジェクトからの推奨のエピックとともにコメントを残します。 |
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Rovo Studio
動作
Rovo Studio とは、アトラシアン プラットフォーム上の AI アプリです。パワー ユーザーがローコード/ノーコードの各ツールを使用して、AI エージェント、自動化、ハブ、資産、アプリを、一元化された構築エクスペリエンスですべて作成できるようにします。
非エンジニアがローコード/ノーコードでも使用できるように設計されている一方で、必要なユーザー向けに Forge による高度なカスタマイズも提供しています。
アクセス方法
Rovo Studio は、アプリ スイッチャーからアクセスできます。

使い方
テクノロジーに精通したユーザーは、AI と自然言語を活用することで、Rovo エージェント、仮想サービス エージェント、自動化ルール、アセット、会社ハブを迅速に構築できます。また、チームは Forge に接続することで、より高度なカスタマイズを行えます。

Rovo Studio に必要な権限:
- 会社ハブ、仮想サービス エージェント、または自動化ルールを作成できるのは、プロジェクト管理者、サイト管理者、または組織管理者のみとなります。
- Jira アセットを作成するには、アセット管理者のロールを持っているか、同じ権限を持つグループの一員である必要があります。
Rovo エージェントの構築と設定は、すべての管理者ロールとユーザー ロールが実行できます。